大吉祥寺.pm参加レポ

こんにちは、まさきち(@masakichi_eng)です。

大吉祥寺.pmというカンファレンスに参加してきました。

とても良い体験でしたので記録を残しておこうと思います。

 

kichijojipm.connpass.com

 

実は吉祥寺に降り立つのは初めて。

電車から降りて会場へ向かう時からワクワクしていました。

 

 

受付でおみくじが引けるということで引いてみると、

めでたく大吉!(大吉祥寺だけに!?笑)

 

 

セッション感想

聞いた中で特に私に刺さったセッションを一部感想と共にご紹介します。

基調講演

speakerdeck.com

 

はてな大西さんの歴史(黒歴史?)をふりかえる内容でした。

大学在学中にテストに文句を書いて不可がついてしまたり、その後起業したエピソードを聞いてロックな生き様だなと感じました。

いろんな曲がり角を進んで来て後悔したこともあるけど、その度に初めてみる新しい景色があるという言葉が自分には凄く刺さりました。

私はIT業界に来る前は全然違う系統の製造業で仕事をしていたが、停滞感があり曲がり角を曲がる選択をした。IT業界に入れないかもしれないと思う大変な日々が続いたが、結果的にその決断をして良かったと思うし当時の自分を褒めたいと思いました。

 

多様性の時代を生き抜くキャリアプランニング

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エンジニアになって3年目の絶賛キャリアプランニング悩み中の私に優しく手を差し伸べてくれる様な内容でした。

一昔前はエンジニアのキャリアパスは、PG→SE→PMとそこまで複雑ではなかったが、最近は複雑化していて悩む方も多いみたい。

変化も激しいし、10年後の自分はどうなっているか分からない。

なので、自分の中のWHY=ミッションステートメントを見つけることが大切だとお話ししてくれました。

www.docswell.com

私自身はミッションステートメントを定めていますが、まだまだ解像度が低いのとミッションステートメントに対してのHOW(行動私信)とWHAT(アウトプット)が全然足りてないと感じました。これに関しては早急に見直そうと思います。

また、評価を上げるためには個人だけでなくチームのプレゼンスを発揮することも重要だとお話しされていて、そのためには一目置かれて目立つことも大切の様でした。

 

開発部に不満を持っていたCSがエンジニアにジョブチェンしてわかった「勝手に諦めない」ことの大切さ

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CSからエンジニアにジョブチェンされたさくらいさんのセッション。

カンファレンス初登壇とは思えないわかりやすくて素敵なお話でした。

自分も異業種からエンジニアになったので勝手に親近感を持って聞いてました。

プロダクトとはハウルの動く城のようなもの...という例えに確かにとうなづいてしまった。

エンジニア側からは見えづらいCSの方が普段開発に対して抱えている不満のリアルを聞けたのは学びになりました。障害対応の時に影響を受けてしまうユーザーが何を解決したくて、どんな情報が欲しいか考えてCS側に伝えることが私はまだ出来ていないよなあと感じて、対CSコミュニケーションのアンチパターンをやってしまっていて反省だなと感じました。

CSとエンジニアの当たり前にはdiffがあり、それを埋めていくことが大事だと改めて実感。

 

君たちはどうコードをレビューする (される) か

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コードレビューってそもそも何でする必要があるんだっけ?

という根本的な理由からお話ししていただけました。

コードの品質を保ち、プロダクトの健全な開発のために必要で、品質の低いコードは認知負荷が高まって開発速度が低下してしまう。それを防ぐためにある。

また、知見を共有するためにレビュー依頼するという側面もあるということで、自分が普段意識している外のメリット的な部分も知れて勉強になりました。

コードレビュー時の心構えも語られていて、物怖じせずに時には会話しながら、コミュニケーションを取りながら進めることが大事。承認ハンコを押す作業ではない。

書いた人歴長いから大丈夫でしょと悪魔に囁かれる事あるなぁ。仕様が複雑だと積極的になれないけど、知る機会を得られたと思って積極的に引き受けて行きたい。レビュアーが全責任を負う必要は無いし、時間がかかる物として捉える事が良いとの事でだいぶ心理的ハードルが下がって楽になりました。

 

 

組織のスケーリングと持続性

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組織のスケーリングはスケールアウトで人を増やしていくことが多いが、ただ人数を増やしただけだと色々な問題が発生してしまうというお話しでした。

スケールアウトするにも様々な分け方があり、プロジェクトで分けたり、コンポーネントで分けたり、職能で分けるやり方がありメリデメをわかりやすく解説していただけました。

現実的なスケールアウトの順番をチームトポロジーという本を引用して紹介してくださり、本読まなきゃと感じた。

スケーリングして開発スピードや生産性が上がっても、事業貢献できていなければ維持出来なくなる。エンジニアも開発だけでなくて、事業貢献に向き合う時代が近いのではないかというお話に、確かにそうなっていくだろうなと自分も思いました。

開発だけならAIとかで今までよりずっとハードル低く出来てしまいますからね。

 

Linuxコンテナの歴史を追うとコンテナの仕組みがわかる

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普段なにげなく使っているコンテナについて詳細に解説してくださいました。

コンテナとはプロセスで、

他のプロセスから隔離された仮想的な空間で動くプロセスの事。

コンテナは思ったよりも昔から存在しているなあと。

仕組みの詳細については私の勉強不足で理解が追いつかず...

普段使っているDockerをちゃんと理解して使うためにもコンテナとは何かという理解を深めたいと思いました。

 

僕のキャリアとワインと鍋

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Xでよく流れてくるお店で、エンジニアの方が経営されているという事で凄く気になっていました。趣味で飲食店を経営してるとのこと。言って(行って)みたい。

僕はソフトウェアエンジニアとしては大成出来ないだろう

このままエンジニアだけやってて良いのか漠然とした不安

めっちゃわかるーと思いながら聞いてました。(でもこの方は大成しそう)

始めた理由はエンジニアだからビジネスについて分からないと思われたくないからということで、アグレッシブだなと。

私もエンジニアながらビジネスを学びたいと思っているけど、起業するのが一番身になるのでは?と感じました。

飲食店経営とソフトウェアエンジニアリングは本質的には一緒なんだなーという事を、集客やオペレーションの例を挙げてわかりやすく解説してくださいました。

その中で、情報の透明化を徹底的に行い、メンバーに自分の頭で考えて実行してもらう手法が素敵で理にかなっているなと思った。

お店行きたい。

 

ドメインモデリングの現在地点

scrapbox.io

ドメイン層はビジネスロジックを実装する場所である(ビジネスロジックって何?)

普段私が思っていることを代弁してくださったみたいでした。

ドメインモデルは複雑さへのたいしょの為であったはずなのに、余計に複雑になっているな?(私の理解が足りていないだけかも知れないが...)と普段感じていたので...

本質的な複雑さに対処していかなければいけない事は分かりましたが、まだまだ内容については理解しきれなかったので、もっとドメインについて勉強しなければと思いました。

 

 

僕はまだ見ぬ誰かを動かすために登壇をする。

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幸福とは何か...という問いから始まったとても勇気の貰えるトークでした。

アリストテレスアドラーなどの心理学者の教えから幸福について考えさせられるお話。

勉強会の登壇は何らかのスペシャリストの方のみなのかと思っていたのは自分も同じで、いざ参加してみたら私と同年代もしくは年下の世代が素晴らしい発表をしていて衝撃を受けたのも同じ。

ただ、いざ勉強会で登壇してベストスピーカー賞もらっても幸せにはなれなかったとの事。その後、誰かに何かを与えられたという実感が人を幸せにするのだと気づいためちゃ響いた

私が普段行っている発信も、誰かに何かを与えられたら良いなと思って続けているのかもしれないな、と感じさせてくれる素晴らしい発表でした。

カンファレンスに一緒に参加した同行者が登壇したいけど勇気が出なくて迷っているとお昼休み話ていたが、この話を聞いてとても勇気づけられたと話していた。

勇気は自分の起こした行動に対して後からついてくる物。

自分の行ったLTやQiitaの記事も誰かの役に立っていたら嬉しいな。

 

お昼

 

懇親会

 

 

まとめ

大吉祥寺.pm最高でした!!!

主催者、スタッフ、スピーカー、スポンサーの皆様ありがとうございました。

またの開催を楽しみにしています。